入院して数日経てども、採血とレントゲンの検査ばかりが続くお父ちゃん。
N先生としては、なるべく負担のかかる検査はしない方がいいという考えな様。結構、慎重派かな?
お父ちゃんはビビりだけど原因を白黒ハッキリさせたい派。
むぅは石綿肺か否か さえハッキリすれば良い派。←とにかく労災か難病特定疾患かを知りたい💦じゃないと、年金暮らしのお父ちゃんには、きっつい医療費がのしかかり、療養なんて出来やしないのだから‼現実的な私なのです。ハイ。
ま、このように三者三様の考えのまま、数日が経過したある日。
N先生から『CTの結果と、医師でカンファレンスで話し合った結果、やはり気管支鏡をした方が良さそうだ…と。なので、明日やりましょう!』と話があった。で、『150mlの生理食塩水で肺を洗い、サンプルを取りますが、アスベストが取れることはまずないと思います。もし取れたら、直ぐに労災申請しましょう。』と説明があった。
看護師の私は気管支鏡がきっつ~い&苦しい検査だと知っているため、ダメもとで先生に『あの~…先生。検査の時、鎮静(セデーション)かけてもらうことは出来ませんか?』と言ってみたものの、あっさり『出来れば意識はあった方が検査的にはいいので…。どうしても苦しい‼ダメ‼ってなればしましょう!』と断られ、何も知らないお父ちゃんも『あ~、いい、いい。大丈夫ですよ!』と言う始末💧
で。翌日。。。
悲愴な顔で検査を終え、部屋へ戻ってきたお父ちゃん。
『死ぬかと思った‼息が出来んのやもん‼でもな、そこで俺は冷静になって考えた。口がダメなら“鼻がある‼”ってなΨ( ̄∇ ̄)Ψ』
と言いやがりましたよ(笑)
私は『お父ちゃん…口と鼻はその先で繋がってるけどね…💧おつむが弱くて良かった❤』と密かに思ったのでした。
担当の看護師さんからは『検査の途中でSpO2が80%台まで落ちたので、一時的に酸素を5L/mまで上げてます。』との報告を受けた。
この後、お父ちゃんは何を勘違いしたのか『俺は5Lの水で肺を洗われた。』て言っておりました😅
『こやつ、どこまで間抜けなんだ??先生から150mlと聞いたはず💧5Lって…500mlのペットボトル10本分やないか~い。死ぬわ‼どんだけ混乱しとるんかい💨』でしたね(笑)
結果はアスベストはやはり検出されず。これは想定内。洗浄液のサンプルからはリンパ球と好酸球が検出。
この結果がN先生達を色々と惑わすのである。
一度目の入院はこうやって終え、毎月一回、通院が始まった。
☆写真は小児病棟に居たときに、肺移植待ちの5歳の女の子から『むぅさんへ。いつもありがとう。』と頂いた手作りビーズ。可愛い、可愛いこの子は、両親から生体肺移植をしてもらい、現在も元気に通院をしている。