はいっ?帰れない…かも?
こんにちは!
むぅです(*^-^*)
今日は、お父ちゃんの在宅医療へ向けて、小道具を揃える日でした!
まずは、アネロイド式血圧計。
↓↓↓
ペンライト。↓↓↓
で。
喪服です…。
楽天からはポータブルトイレと吸引器の発送が知らされてきました。
受け入れ準備7割方は完成。
そう思って、お父ちゃんとこへ向かいます。
ベッドに寝ているお父ちゃん。
何となく違和感(-""-;)
『じいさん、どーしたんだい?何かあったのかい?眠いのかい?』と、冗談っぽく話掛けます。
お父ちゃんはうっすら眼を開け、『小便、漏らした。』と言いました。
私は何が起きてもおかしくないと思ってはいるので、特別驚きもせず、逆に大笑いし『何で?』と聞きました。
お父ちゃんの話し方は呼吸性アシドーシスのせいか断片的で、経時的に話すことが出来ません。
私だから話の内容が分かることも、多分、あかの他人の看護師さん達には分からなかっただろうな…というような出来事を話始めます。
その内容は、真夜中にトイレに行きたくなり、ベッドサイドに座った途端に看護師がドヤドヤ入ってきたと。看護師さんの話では、夜中にSpO2=50%台に急激に下がり、訪室。酸素供給をマスク等で行って下さったようでした。
本人の頭の中は夢うつつ&ガス溜まりのせいでいわゆる『せん妄状態』。夢では仕事をしていて、火災報知器を取り付けるための電線を配線していたらしいです。
その配線をしていたら、看護師が入って来て、火災報知器を触り始めたから『触るな!俺がせっかく配線したとに!分かっとるんやから、触るな!』等と騒いだようです。
私には『あー。酸素チューブが電線に見えたんやな…。中央配管の酸素(アウトレット)が火災報知器に見えたんや。それを看護師が勝手に触ったと感じたんやな。』と分かりました。
で、元々お父ちゃんは、排尿の為にベッドサイドに座っていたので、看護師が酸素を安定させようとしている最中に、尿意が我慢出来なくなり失禁してしまったというわけです。
それは構わないんですが、お父ちゃんの記憶力の低下、経過の話し方、呂律がなんとなく回らない、傾眠…これらの事から、主治医もおかしいと感じたらしく、採血、レントゲン、血ガスを検査したらしいです。
案の定、血ガスの結果が悪くPCO2が90台に上昇していました。pHは維持できていますが…。SpO2の乱高下が続いています。
幸いな事に、気胸は起きていませんでした。
先生から私だけに再度話がありました。
『もしかしたら、退院できないかもしれない。SpO2の乱高下が激しく、肺高血圧が影響しているのではないか?明日、心エコーをしてみる。もうひとつ。D-ダイマーが元々高めだったが、更に上がっている。肺血栓などの可能性もあるが、状態から考えると、肺高血圧のリスクがかなり高い。そうなると…やはり恐いのは【突然死】です。間質性肺炎の進行も非常に早い。自宅に帰らせてあげたいけど、かなり難しい。』と。
私は『覚悟は出来ています。先生、それならせめて外泊でもいいからさせてあげたい。もし、外泊中に突然死になっても仕方ないと思っている。私は、それならそれでお父ちゃんは幸せなんじゃないのかな…と思っています。』と伝えました。
私の想い、お父ちゃんの想いを汲み取ってくれるN先生。『とにかく、退院を目指しましょう!』と言って下さいました。
本当の医療とは何でしょう?
本当の看護とは何でしょう?
人生は病院で終えなければならないのでしょうか?
安心出来る、大好きな大好きな家で人生を終える事は、そんなに難しい事でしょうか?
自分の人生を終える場所が何故、選べないのでしょうか?
治る病気なら入院し、治療に励む事でしょう。
でも…………。
治らないんです。
私は現代の医療に、本当に疑問を感じます。