☆お父ちゃんと娘の闘病記☆

むぅの父親が石綿肺による間質性肺炎になりました。その他色々呼吸器合併症もあるかも…と精査中。病気の発覚から、現在の状態を記録として残そうと思います。

はいっ?帰れない…かも?

こんにちは!

むぅです(*^-^*)


今日は、お父ちゃんの在宅医療へ向けて、小道具を揃える日でした!


まずは、アネロイド式血圧計。

↓↓↓


ペンライト。↓↓↓


で。

喪服です…。


楽天からはポータブルトイレと吸引器の発送が知らされてきました。


受け入れ準備7割方は完成。


そう思って、お父ちゃんとこへ向かいます。

ベッドに寝ているお父ちゃん。

何となく違和感(-""-;)


『じいさん、どーしたんだい?何かあったのかい?眠いのかい?』と、冗談っぽく話掛けます。


お父ちゃんはうっすら眼を開け、『小便、漏らした。』と言いました。


私は何が起きてもおかしくないと思ってはいるので、特別驚きもせず、逆に大笑いし『何で?』と聞きました。


お父ちゃんの話し方は呼吸性アシドーシスのせいか断片的で、経時的に話すことが出来ません。

私だから話の内容が分かることも、多分、あかの他人の看護師さん達には分からなかっただろうな…というような出来事を話始めます。


その内容は、真夜中にトイレに行きたくなり、ベッドサイドに座った途端に看護師がドヤドヤ入ってきたと。看護師さんの話では、夜中にSpO2=50%台に急激に下がり、訪室。酸素供給をマスク等で行って下さったようでした。

本人の頭の中は夢うつつ&ガス溜まりのせいでいわゆる『せん妄状態』。夢では仕事をしていて、火災報知器を取り付けるための電線を配線していたらしいです。

その配線をしていたら、看護師が入って来て、火災報知器を触り始めたから『触るな!俺がせっかく配線したとに!分かっとるんやから、触るな!』等と騒いだようです。

私には『あー。酸素チューブが電線に見えたんやな…。中央配管の酸素(アウトレット)が火災報知器に見えたんや。それを看護師が勝手に触ったと感じたんやな。』と分かりました。


で、元々お父ちゃんは、排尿の為にベッドサイドに座っていたので、看護師が酸素を安定させようとしている最中に、尿意が我慢出来なくなり失禁してしまったというわけです。


それは構わないんですが、お父ちゃんの記憶力の低下、経過の話し方、呂律がなんとなく回らない、傾眠…これらの事から、主治医もおかしいと感じたらしく、採血、レントゲン、血ガスを検査したらしいです。


案の定、血ガスの結果が悪くPCO2が90台に上昇していました。pHは維持できていますが…。SpO2の乱高下が続いています。

幸いな事に、気胸は起きていませんでした。


先生から私だけに再度話がありました。


『もしかしたら、退院できないかもしれない。SpO2の乱高下が激しく、肺高血圧が影響しているのではないか?明日、心エコーをしてみる。もうひとつ。D-ダイマーが元々高めだったが、更に上がっている。肺血栓などの可能性もあるが、状態から考えると、肺高血圧のリスクがかなり高い。そうなると…やはり恐いのは【突然死】です。間質性肺炎の進行も非常に早い。自宅に帰らせてあげたいけど、かなり難しい。』と。


私は『覚悟は出来ています。先生、それならせめて外泊でもいいからさせてあげたい。もし、外泊中に突然死になっても仕方ないと思っている。私は、それならそれでお父ちゃんは幸せなんじゃないのかな…と思っています。』と伝えました。


私の想い、お父ちゃんの想いを汲み取ってくれるN先生。『とにかく、退院を目指しましょう!』と言って下さいました。


本当の医療とは何でしょう?

本当の看護とは何でしょう?

人生は病院で終えなければならないのでしょうか?

安心出来る、大好きな大好きな家で人生を終える事は、そんなに難しい事でしょうか?

自分の人生を終える場所が何故、選べないのでしょうか?

治る病気なら入院し、治療に励む事でしょう。

でも…………。

治らないんです。


私は現代の医療に、本当に疑問を感じます。

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