☆お父ちゃんと娘の闘病記☆

むぅの父親が石綿肺による間質性肺炎になりました。その他色々呼吸器合併症もあるかも…と精査中。病気の発覚から、現在の状態を記録として残そうと思います。

2回目のモルヒネ。(追記あり)

こんにちは!

むぅです(*^-^*)


一昨日の夜、お父ちゃんの夜間排尿回数5回。呻吟著明。寝言も終始続いていた。異常行動&言動も持続。だが私にしたら許容範囲内。(←暴力的な不穏でない限り許容範囲としてます)


昨夜。幻覚あり。呂律が更に回らず。昼寝の際も呻吟、寝言が酷い。その表情は険しく、眉間にシワをよせ、寝言の言葉は強い。


二日間、この状況が続いている…。

私は考える…。


もう一度、アンペックを使用すべきか。


ここで躊躇するのは、アンペック(オピオイド)を使用する場合、『強い呼吸困難感』が本人にある場合…もしくは癌性疼痛のような強い痛みがある場合…となっているからだ。


お父ちゃんの場合、酷い呻吟、寝言はあっても、Ⅱ型慢性呼吸不全特有の『徐々に症状が悪くなるため、呼吸困難感を感じにくい』点が私を迷わせるのである。


そこで、訪問看護師さんと相談。


お父ちゃんの場合、自覚として呼吸困難感がないだけで、実は呼吸困難があり、呻吟や寝言が出るのではないか…。呻吟や寝言がある日は浅眠なため、夜間排尿回数も多くなるのではないか?と。


結論、使って様子をみようとなった。

VS安定。

お父ちゃんには『お父ちゃん、連日寝てる時の唸り声、寝言が酷い。自覚がなくても呼吸が苦しいのかもしれない。今日は、お尻から薬を入れてみようと思う。』と伝えた。


で、20:30頃にアンペック(10mg)1/2個を挿入。


……30分後……


ドンピシャで呻吟は消え、寝言もなくなった。

呼吸の仕方を良くみてみると、浅目ではあるが、胸郭はきちんと上下に動いており、努力様にも見えず。SpO2=94~5%(O2=3L/m)で安定。一時期は1.5L/mまで下げることが出来た。呼吸筋、補助呼吸筋もモルヒネの筋弛緩剤作用により、緩められ、ガッチガチだった筋肉が程よく動けるようになったのではないか?(もちろん、モルヒネの適量投与に限るが)


これから考えると、、、

Ⅱ型慢性呼吸不全の患者には、呼吸困難感は感じにくくても、呻吟や大きな寝言、夜間の頻回な排尿などいつもと違う臨床症状があれば、『呼吸困難感はある』と判断し、アンペックなどの麻薬は躊躇せず使うべきではないか?

癌と違い、強烈な痛みはない。

Ⅰ型呼吸不全と違い、強烈な呼吸困難感を感じない。


だけど、Ⅱ型慢性呼吸不全の患者にも、実は呼吸困難が存在しており、それに本人が気付かないだけなんじゃなかろうか?

となると、これはベンゾジアゼピン系やリンコデ等の弱モルヒネ系を増やされたところで苦痛の緩和はあまり図れないと、私は思う。飲んだ事のある方ならお分かりだと思うが、抗不安薬はただポーっとなるくらい、リンコデの中枢性の鎮咳薬はあまり咳が止まったためしがない。しかも便秘にめまい、吐き気などの副作用が目立つだけ。効果を実感出来ない。

Ⅱ型慢性呼吸不全の患者のきつさのベースはⅠ型と同じで、ただ感じにくいだけだと私は思う。急速に進む分、呼吸困難感を強く感じるだけで。

↓↓↓

要は。。。

Ⅱ型慢性呼吸不全の患者は、本人の感覚と、身体の症状がリンクしないのではないか。

本人の感覚のまま行けば、苦しくないから何もする必要はない。が、身体はSOSを実は出していて、それに介護者&看護者が気付いてやれるかやれないかで緩和ケアの質が変わってくるのではないか?。。。ということ。


確かに高二酸化炭素血症が自然な麻酔作用を生み出し、苦痛の緩和を図っていくかもしれないが、それは死の直前の話であって、今のお父ちゃんの様な病態の人には異常行動&言動はあっても、苦痛の緩和を図っているとは思えない。

事実、幻覚で辛いのだから。麻酔作用があれば、すぐにでも傾眠状態に陥ってもおかしくないのだから。この高二酸化炭素血症による麻酔作用は、かなり死期に近づいて来たとき(いわゆるシーソー呼吸や努力呼吸、下顎呼吸になってきた時にその作用がグッと出てきて生きてくるんじゃないか?)


今、朝の9:30だが、お父ちゃんはスヤスヤ眠っている。

この『スヤスヤ眠っている』、『眠れている』姿が『緩和を図れた』証拠だと私は感じている。


ちなみに。

うちの妹が一昨日、昨日のお父ちゃんとTV電話をして、事の重大さに気付いたようだ。4月早々に帰省すると言ってきた。


…やっと気付いてくれた。


近況まで。

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