明けまして…。m(__)m
こんにちは!
いや…
明けましておめでとうございます(*^-^*)
今年もむぅの愚痴やら何やらかんやらにお付き合いくださると嬉しいです(笑)
あ、お父ちゃんの病状にも(^o^;)
さて。
元旦は深夜でした。
担当していたターミナル期の患者さん。
セデーション(鎮静・緩和ケア)が始まってました。呼吸抑制がくるため、注意しなくてはなりません。ま、抑制がきても何もしようがないので、見とくだけなんですが…。
苦痛様表情はありません。
鎮静はgood controlと判断。
喉のゴロゴロがなかなか取れません。この方の場合は、痰ではなく、胃からの吐物が喉に溜まりゴロゴロなっています。刺激を最小限にするために、口腔内と咽頭の吐物を細いチューブで何度も何度も引きます。
喉の奥には嘔吐反射を誘発する場所があるので、なるべく刺激をしたくない…。
4時頃からベースの血圧が下がり始めます。
心拍の波形はしっかりしており、脈圧も強い。尿も少しだけど出ている。吸引時には口で噛む仕草もある。
よし。まだいける。がんばれ!!
6時頃、大量嘔吐。SpO2低下アラーム。HR=30台。直ぐに吸引。今度は気管分岐部までチューブを入れ、吸引します。同時にO2=MAXであげ、体位調整。血圧は変わらず。
7時頃より血圧が更に低下(70台/30台)。呼吸は下顎呼吸。HR=100前後。無呼吸あるため、無呼吸時にR-R間隔が延長(これは変わらず)。とにかく口腔内の吐物を引きます。SpO2=95%(O2=2L/m)まで下げられました。
早く日勤さん来て~💦
8時からSpO2が低下し始めます。せっかく下げられていたO2を微妙に調整しながら上げていきます。5L/mまで上げたところで日勤さんが来ました~❗
申し送りをし、『大丈夫かなぁ…。もたないかもな…。』と思いつつ、後ろ髪をひかれる思いで病棟を後に…。
自宅に帰り、お風呂に入り、一眠りしようとしたお昼頃、訃報の連絡が入りました。
ずっとケアしてきたあの患者さんが亡くなりました…と。
元旦から切ないなぁ…!!!!!!!
看護師って切ないなぁ!!!!!!!
あんなに一生懸命したのに!!!!!!!
毎回思う。
患者さんの家族から八つ当たりされることも度々あります。患者さん本人から暴言を吐かれることも度々あります。
どうしようもない病状の中、精一杯ケアをしてるんだけど、ものすごい口調で怒鳴られることがあります。
病気がそうさせているんだ、と自分に言い聞かせている看護師が大半だと思います。
仕方ないって思うけど。
こういうのも虚しくなる。
じゃ、あなたがすればいいじゃない、って。
家族の罵声に耐えつつ患者さんの為と思い、寝ずにケアをするけど…命の終わりはやはりやってくるもの。
医療には限界があります。
生き物には限りがあります。
短かろうが、長かろうが、治療をしようがしまいが、必ず終わりがきます。
そもそも人間がやってきた医療ごとき(語弊があるかもしれません)が、宇宙が造り出した地球が、地球が生み出した生命体の病気に、生命の長さに…勝つわけがないんです。
私達自体がこの自然・地球から生まれてるんですから。自然に勝てるわけがないんです。
私は看護師として、もしかしたら異端児なのかもしれませんが自然死が一番楽な死に方だと思っています。痛み止めや鎮静は許容できる医療と考えていますが、自らの体から発生する病気に対する治療には違和感を度々覚えます。
病気になるのは運命。必然なのかも。
私達は病気に対する治療より、向き合い方という『こころ』を学ぶ必要があるのではないかと思います。
『死』は経験したことないから『恐怖』だし『不安』だけど、必ず経験しなければなりません。
だからこそ『向き合い方』を。
私は原始仏教の考え方が大好きです。雑学程度ですが、色々と本を読みあさってます。
要は単純なんです。
『この辛い世の中を知恵を使って乗り越える力をつける』
私はお父ちゃんにもこの力を身につけて欲しいと思っています。
明日、元旦に亡くなった患者さんのもとへ、最期のさよならを言いに行こうと思います。
もう、きつくなくなったね!
今度はママの事を見守ってあげてね!
きっとママは、あなたの死を受け止め乗り越えられると思うから!
それにはあなたの力がまだ必要だと思うから!
明日、会いに行くね‼